奈良県大和郡山市にお住まいのM様より、アルファロメオ147のエンジン不調の修理依頼をいただきました。
エンジン不調の症状は具体的に下記の3点とのこと。
1:エンジン警告灯(チェックランプ)の点灯
2:エンジンが3000rpm付近から吹き上がりが悪い
3:カチカチと音がする
原因がなかなか見つからず、エンジンを開けて原因を探りました。
実は当社への入庫前にディーラーで診断を受けられたようで、『タイミングベルト周りから音してるので、ベルト一式交換が必要です。』と言われたとのこと。確かにベルトカバー周辺から異音がするので開けてみましたが、タイミングベルトそのものは傷みはありません。テンショナーのハリも少し弱いですが問題はないです。
とにかくエンジンが激不調なアルファロメオ。
原因を探るために乗ってみると、明らかなミスファイヤー(エンジンの着火不良)が起きていました。テスターで診断をしてみると案の定【2番シリンダーミスファイヤー】と出ました。そこで、点火コイルを他のシリンダーと入れ替えて、改めてテスト走行を実施。やはり再度エンジンの警告灯がついたのでもう一度テスターで診断しましたが結果は同じ。
ということは、スパークプラグがダメなのでは、と予想で交換。交換後は確かにエンジンの具合がマシになりましたが、まだ快調ではなく・・・それに、エンジン異音も変わらず発生しています。ですが、ここまで分かれば十分なので工場へ引き返そうと走行している途中、セレスピードがシフトダウンした瞬間、
『ガッッッッッターン』
(ピーーーーー(メーターの警告音))
普通じゃない衝撃を伴ってエンジンストップ。幸い超低速だったのと、早朝で周りに他の車もいなかったので手押しで工場まで帰りました(汗)。
さてベルトが切れたか?点検見落としか?
アルファロメオのベルトカバー開けてみると、ベルトはちゃんと付いています。ということは・・・・、エンジンブローです。プラグを抜いてみると、電極がペシャンコでバルブが折れたようです。
アルファロメオはツインスパークエンジンといって、普通のエンジンとは違って一気筒あたり2本の点火プラグを配置しています。なので、プラグが2本とも不調になるということは滅多に起こらないこと。そのため、原因の診断に至らなかったです。まさかのバルブ曲がりが原因とは・・・!
エンジンを開けてみると、バルブが折れてピストンに突き刺さってます。
今回のアルファロメオ147のエンジン不調、エンジンを積み替えてなんとか直せました。ディーラーでの見積りより遥かに費用が安く済んだので、お客様にも喜んでいただけて良かったです。
輸入車のエンジンはメーカー毎に設計が大きく違うので、メーカーごとの特徴を知っていないと的確な診断ができません。当社では、エンジンの異音、振動や警告灯に関する修理以外にも、幅広い修理に対応。輸入車の冷却水漏れ、エンジンオイル漏れ修理などもお任せください。エンジンを冷やす重要な役割を持つ冷却水が漏れると、熱くなったエンジンを冷やすことができず、オーバーヒートを起こしてしまう可能性があります。未然に事故を防ぐためにも早めに修理をしましょう。
当社では、経験と車種ごとによくある事例などを考慮して、慎重な診断と修理をいたします。車のエンジンの不調が気になった際には、ぜひお気軽にご相談ください。
欧州最強自動車は、輸入車修理の実績が奈良県トップクラス。
ベンツ・BMW・MINI・アルファロメオはもちろん、幅広い輸入車メーカーに対応可能。奈良県大和郡山市を中心に、お客様の愛車に「とことん」向き合い、心のこもった車修理をお約束いたします。
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