今回は以前に当店からご購入いただいたC200(W204)のABS故障修理です。
ABS、ESP故障警告とパワーステアリングが効きませ。
診断機で調べると、ABSユニットの内部故障とあり、コントロールユニットの交換が必要です。
新品では約22万円ほどする部品で、ディーラーでは新品交換が基本修理です。
なぜなら、コンピューターの中に個別の車体番号が打ち込まれており、書き換えが不可能だからです。
しかし当店の診断機では、この車体番号を書き換えることができるため
中古部品で修理が可能です。
以前に、正規ディーラー様からの作業依頼も何度かさせていただきました。
この作業も1年ぶりくらいご無沙汰で、久しぶりに取り掛かります。
まず中古部品を探さなければということで、解体屋さんに当たりますがなかなか見つかりません。
3日くらい探し回ってやっと見つかったところで交換作業に取り掛かります。
物が交換できたところで、診断機をつないで車体番号の書き換えです。
取り替えた直後は車体番号が一致しませんとなり、故障記録が消えません。
つぎに正しい車体番号を送り込んで書き換ます。
正規ディーラーの診断機ではできず、なぜ当店の診断機でできるのかは、ハッキリよう分かりません。(笑)
きっと診断機を管理してくれている業者さんがうまくやってくれているのだと思います。
無事車体番号も書き換わり、故障記録も消えました。
ご請求額は、
中古ユニット 60,000円 (時価)
交換工賃 20,000円 (ともに税別)
にて終了。
余談
ネットではこのABSユニットを現物修理できますと謳う業者がいますが、絶対治せません。
Ate製tevesはMk60以上のバージョンになると、内部の基盤が特殊なために、
従来のはんだ付けが出来ないからです。
困っている人は気を付けてください。僕が出張作業してきた業者さんの多くは、
基板修理を頼んだのに直らない、お金も返してくれないとボヤいていました。
最近業者さんからの問い合わせを多数いただいております。
現品を送るから修理してほしいと言う方がおられますが、
僕には中古ユニットを適合することしかできません。
ユニットを付け替えしてもらえば全国どこへでも出張して適合作業をします。
交通費(実費)と作業工賃(11,000円)のご請求で出かけますので、問い合わせください。
店長は旅行が好きなので、遠い業者さんほど嬉しいです。(笑)
欧州最強自動車は、輸入車修理の実績が奈良県トップクラス。
ベンツ・BMW・MINI・アルファロメオはもちろん、幅広い輸入車メーカーに対応可能。奈良県大和郡山市を中心に、お客様の愛車に「とことん」向き合い、心のこもった車修理をお約束いたします。
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