奈良にお住まいのM様より、ELISEのクラッチ不調の修理依頼をいただきました。
「クラッチが切れなくなり、ギアが入らなくなった」とのことで当社にご入庫。こちらオーナーも経験したことがない、エリーゼのミッションをおろしての大修理になりました。
車に熱が入ると徐々にクラッチが切れなくなり、最終的にギアが入らなくなる、という症状が2年ほど前から出現。その度に、外からできる対策をしてきました。
これまでに行っていたクラッチ不調の対策は下記の2点です。
1:クラッチ エア抜き
2:レリーズシリンダー 取り付けステーを強化
これらをすることによって、一時的にクラッチの状態は良くなるんですが、すぐ元通り不調に・・・ついにこれはクラッチを開けて修理をしないとアカン!ということで、ミッションをおろす大修理に。
エリーゼのミッションおろしは初。
念の為、リヤカウルを外してから取り掛かることにしました。リアカウル外しまではほぼ順調。しかし、ミッションを外すところまで辿り着くも、サブフレームが狭くて抜き取れる気がしない。
そこで、何軒か知り合いの工場へ尋ねると『ミッションを切り離して、手探りしていると外れるところがある。外れた瞬間ドカンと落ちてくるよ。』とのアドバイス。きっとミッションの下敷きにならはったんやろうな・・・。
エリーゼのクラッチ不調の原因を探ります。
サブフレームの隙間が狭くて、エンジンをクレーンで吊ってからスペースを確保してミッション分離。ゴソゴソやっているうちに抜けてました!本命のクラッチは・・・ディスクもカバーも異常なし。フライホイールも歪みなし。
ヤバイ、これではクラッチ不調の原因が何なのか分からない!
そこで、フライホイールをよく見ると、かなりの軽量加工がされていることが分かりました。今回のエリーゼのクラッチ不調の原因はこれ、フライホイールの質量が少なくなり、熱の歪を受けやすくなったことです。調査すると、昔のロータスのエスプリでもあったということ。
クラッチ不調の原因が分かればあとはこっちのもの。無事、エリーゼのクラッチ不調を修理することができました。これで今後は快適にエリーゼに乗っていただけますね。
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